住宅購入の前に
資金計画
特に注意すべき5つのケース
ケース2:子どもを私立の学校に入れたい場合
まず一口に私立学校といってもどの段階から通われるかが問題です。下記のデータをご覧ください。
■年収別支払限度額
公立 | 私立 | |
---|---|---|
幼稚園(3年間) | 69万円 | 162.3万円 |
小学校(6年間) | 184.6万円 | 835.6万円 |
中学校(3年間) | 144.1万円 | 370.8万円 |
高校(3年間) | 154.8万円 | 294.2万円 |
大学(文系・4年間) | 242.5万円 | 376.9万円 |
計 | 795万円 | 2039.8万円 |
(平成18年度「文部科学省 子どもの学習費調査」より抜粋)
上のデータのように、小学校から私立学校に入学する場合と、高校から私立学校に入学する場合でかなり費用が異なります。一般的な進学例の2つのパターンで費用の違いを確認してみましょう。
- パターン1
- 幼稚園~高校までが公立 大学が私立の場合
- 計 929.4万円
- パターン1
- 幼稚園・小学校が公立 中学校~大学が私立の場合
- 計 1295.5万円
例えば一般的な進学例2パターンで費用の違いを確認してみます。
この2パターンでの教育費の差は約366万円となります。 つまり仮に年利2%程度の住宅ローンで35年払いをご利用になるのであれば、住宅の購入価格に263万円の差をつけて考えることが必要になるのです。この差を考えてお住まい 探しをなさればお子様を私立学校に入れたいからとマイホームをむざむざ諦めることはないと思います。
計画的な貯蓄や奨学金、教育ローンの利用などに加えて、住宅費・教育費のバランスを考えた資金計画をたてることが大切なのは言うまでもありませんね
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