住宅購入の前に
「戸建」か「マンション」か、「新築」か「中古」かはこう選べ
中古はどんな人に向いている?
ここでは「中古」の一戸建てやマンションがどのような人に向いているのかを検証してみます。
なんといっても購入価格が安価
まず、中古住宅の一番のメリットは購入価格が安価であるということです。
もちろん価格は建物の築年数が大きく影響しますが、ご自身の残りの生涯で建て直しをせずとも住みきれるだけの耐力が残ってさえいれば、多少メンテナンス代は係るものの新築に比べると遥かに安く「生涯の居住費」を抑えることができるのです。
特にマンションは新築と比較して割安感が大きい
特にマンションにおいてはこの価格差が顕著です。よく「新築マンションは入居と同時に600万円も価格が下がる」と言われています。これは一戸建てでは有り得ないことです。何故マンションにはこのようなことが言われているのでしょう?
新築マンションを販売する際、数十戸、又は数百戸、場合によっては千戸以上の住戸を一斉に販売にかけることになります。そしてその販売活動の為にモデルルームを用意したり、強力な販売部隊が営業活動を行ったり、芸能人を起用したCMを流したりと、一斉販売だからこそできる膨大な広告宣伝費をかけた集客活動を行うのです。この活動により新築マンションは本来の不動産としての価値よりも高価に値付けられても売れていくのです。
逆にいうと、築後数年の中古マンションなどは非常に割安感が感じられます。
また、価格が安価であるということは裏を返せば同じ金額をかければ新築よりも敷地や建物面積が大きくなったり、駅に近くなったりと、条件をより良くすることができるということにもなります。
CO2 の排出量の観点から新築を建てるより、環境にやさしい
さらに別の視点で挙げるならば政府の既存住宅の流通促進の方針の通り、住宅を一軒新築する、もしくはマンションを一棟建築するとなると非常に多量の二酸化炭素が排出されます。中古住宅を購入するということは地球環境に優しく、効果の高いエコ活動を行うことでもあるのです。
中古物件に向いているのはシニア層
以上の様な点が「中古」のメリットと言える部分です。これらのことを考えていくと「中古の住宅」がどのような人に向いているのかということについては「購入価格をなるべく安価に抑えたい方で、必要な建物の残存耐力が比較的少ないシニア層」に向いているということが言えるのではないでしょうか。
【結論】
購入額が安価でご自身の生涯で建て直しせずに住み続けられるとなれば、中古物件はシニア層へオススメです。
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