住宅購入した後で
住宅ローンの返済について
ローンの見直し
住宅ローン「借りっぱなし」になっていませんか?
当初、借り入れした時は、変動金利?固定金利?金融機関はどこに?保証料は?手数料は?等々、頭を悩まして判断したものの、住宅ローンを組んでしまったらほったらかし、借入後は金利すら忘れている方も少なくありません。
ですが、長期間にわたる住宅ローンの返済期間中には様々な変化が起こりえます。
個人の状況変化(家族、給与、貯蓄、借入)だけでなく、世の中の経済状況の変化(景気の変動、金利の変動)なども刻一刻と変化していますよね。
これらの変化を見極めながら、定期的な見直しを行い、少しでも返済総額を抑えることが賢い返済といえるのです。
変動金利をご利用の方は特に見直しが必要
過去の借入状況を見てみますと、変動金利を利用される方が圧倒的に多くなっています。この変動金利を利用している方は、特に見直しが必要です。
しかし、「見直し」と言われても具体的に何をすればよいのでしょうか?
それは住宅ローンの【切り換え】を行うことです。
住宅ローンの【切り換え】とは
ほとんどの銀行で住宅ローンを組んで、返済をしばらく行えば、現在の住宅ローンを同じ銀行内の別の商品に
「切り換え」ることができるようになります。
例えば変動金利から10年固定への切り換えや、3年固定の期間満了後に10年固定へ切り換える、などが一般的です。
なお、「切り換え」の場合の諸経費は無料、もしくは数千円というところが多くなっています。
金利が低い時には変動金利を。上昇しそうな時には固定金利に切り換える
住宅ローンの総支払額をいかに低くおさえるか。そのためにはどうすればいいのでしょうか。
金利が下がる傾向にあったり、低金利で安定していたりする場合には変動金利を選択し、金利が上昇しそうな初期の段階では固定金利を選択するという対応をすることが必要です。
変動金利は1年に2回、4月と10月に金利の見直しを行います。その際に、見直しの指標となるのが、毎月、日本銀行が発表している政策金利などによって決定する短期プライムレート(短プラ)です。
短プラが6ヶ月の間にどのくらい変動したかということに合わせて、各銀行が変動金利の見直しを行いますので、逆に短プラの動きをチェックすれば、次の見直しのタイミングで「住宅ローン金利がどう動くのか」ということについてかなり正確な予測が立てられるのです。
変動金利をご利用の場合は、それらの状況に応じて、切り換えを検討されることをおすすめします。
金利の動向を把握して、個人で【切り換え】の調整を行うのは大変です。
当グループでは住宅購入後でもこれらのご相談を継続頂けるサポートシステムをご用意しています。
上記内容を理解して金利の動向を把握し実行できる人はほとんどいないかと思います。
当グループの「生涯無料FP相談サービス」を利用して、変動金利が見直しされる前月の3月もしくは9月にご相談いただければ、金利の動向を鑑みて金利上昇局面であれば固定金利を、そうでなければ変動金利への切り替えをアドバイス致します。
なお、【切り換え】のほかに【借り換え】という見直し方法もあります。
【借り換え】とは、現在の住宅ローンを丸ごと他の銀行に「借り換え」るということです。
手数料や保証料、登記内容の変更など数十万円の諸経費が必要になります。それでも数年後の金利動向によっては借り換えを行う方が得する場合があります。詳しくは購入時の金利と、借り換えを行おうとしている月の金利で計算を行い、比較することが必要となります。
一般的には借り換えの前と後での金利差が1%以上ないとメリットがないといわれておりますので、低金利がしばらく続いていた状況下で、ローンを組まれた方には無意味な見直しになる場合もありますから、専門家に相談されることをおすすめします。